第3回 関西実業団対抗ゴルフ選手権 大会レポート

爽やかな風が木々を揺らし、コース一面の緑が眩しい季節。 絶好のゴルフシーズンの到来に合わせ、「実業団対抗ゴルフ選手権」が関西を皮切りとして愛知・岐阜・三重の各地区で開催されます。 平成28年5月28日(土)に「第3回関西実業団対抗ゴルフ選手権」を榊原温泉ゴルフ倶楽部で開催致しました。今回は関西の企業37社43チームの参加での開催となり、前回の28チームから大幅増となったことから、実業団対抗ゴルフ選手権が関西でも徐々に周知され、盛り上がってきているのを感じます。 大会当日を迎えるにあたり、会場の榊原温泉ゴルフ倶楽部の所在地である三重県では、直前の26日・27日に伊勢志摩サミットが開催され、28日まで主要高速道路の交通規制が敷かれるとの情報がありましたので、大会当日の朝の選手のアクセスについて心配しておりましたが、前日夜から俱楽部で宿泊する選手や電車で来場する選手があった他、高速道路を迂回するルートをご利用いただく事で、当日の朝は大きな混乱やトラブルなく選手を迎えることが出来ました。 さて、曇天となった当日朝、風も穏やかでゴルフをするには調度良い気候となりました。各選手はこれから始まる決戦に備え、ストレッチをしたり、練習に向かったりとウォーミングアップに余念がありません。ドライビングレンジでは快音が響き、パッティング、アプローチの各練習場では真剣な表情で自身の調子とグリーンのコンディションを確かめ、スタート時間が迫るとチームの仲間と集まり、互いの健闘を誓い合い、それぞれのスタートホールのティグラウンドへと向かいます。 定刻となり、スタートが始まると企業名と名前がコールされての緊張のティーショットです。 今回はいつものショット・ガンスタートではなく、アウト・インの2箇所からのスタートであったことから、スタートを待つ多くの“ギャラリー”が先行組のティーショットを見守り、ティグラウンドにはいつも以上の緊張感があったように思います。無難にティーショットを終えた選手の一人は拍手喝采の中で、ギャラリーとして見送るチームメイトに「これで今日の仕事が80%は終わった感じ」と話し、笑いを誘っていました。 コース内ではアンジュレーションが強く、固く締まった10.5フィートのグリーンに挑む選手のナイスプレーが各所で見られ、頂点を目指す選手の額には汗が光ります。 熱戦の続く中、14時頃からトップスタート組のアテストが始まり、続々とホールアウトされる選手はクラブハウス内の成績ボードで自らのチームの位置を確認しながら、後続組を待つ間に倶楽部の天然温泉で疲れを癒しておられました。 全チームのホールアウト後は、パーティを兼ねた表彰式へと進みます。同伴選手と名刺交換され、企業間交流が各所で見られました。 しばしの歓談の後は待ちに待った成績発表です。第3回大会の栄冠を手にしたのは初出場、初優勝を達成した(株)イーパック様!チーム合計233ストロークで2位とは1打差で逃げ切っての栄冠です。準優勝にはミズノ(株)様が234ストローク、3位にはセンコー(株)A様が238ストロークで入賞されました。上位10チームには平成28年9月10日(土)に京和カントリー倶楽部(愛知)で開催されます「実業団対抗ゴルフ選手権 西日本決勝大会」への出場権も賞品と共に手渡されました。 また、個人戦では水上晃男選手[イーパック(株)]が何と68ストローク(37・31)で優勝。水上様は日本を代表するトップアマで、2位に4打差をつけて圧巻の勝利です。第2位は72ストロークで野田翔也選手[三甲(株)A]、3位には74ストロークの金村俊徳選手[センコー(株)A]がそれぞれ入賞されました。 各順位が発表されて大きな喝采が沸き起こる中、第3回大会の幕を閉じました。 今回も大いに盛り上がった本大会ですが、新たな強豪チームの出現もあり、本年9月の西日本決勝大会では関西大会の活躍を期待せずにはいられません。 また、参加企業の方々の話では、社内にゴルフ部を新設して更なるレベルアップをはかり、リベンジを目論む企業が少なくないようです。 来年の「第4回関西実業団対抗ゴルフ選手権」も熾烈な戦いとなることでしょう。

団体戦:優勝チーム

団体戦入賞企業 合計ストローク
優勝 ㈱イーパック 233
準優勝 ミズノ㈱ 234
3位 センコー㈱ A 238

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団体戦優勝:㈱イーパック
出場選手:水上 晃男選手・松本 隆久選手・水上 雅史選手・住田 嘉之選手

この度、幸運にも初参加で優勝させていただきました㈱イーパックでございます。 日頃は(榊原温泉ゴルフ倶楽部の母体である)三甲㈱様にはいろいろな面で大変お世話になっております上に、今回参加のお声掛けをいただいた事に大変感謝しております。  今回の参加主旨は「参加されるたくさんの企業様との交流」が出来ます事を第一の目的として参加させていただきました。当日は天候にも恵まれ最高のコンディションの中、プレーでは緊張感の中にも和気あいあいとプレーさせていただいた事にはとても感謝しております。  結果的に終わってみれば1打差での優勝と、チーム戦での1打の重みを感じる事ができました。これからもチームワークを大切にして、皆様方とのネットワークの充実が出来ればとと願っております。  最後になりましたが、お世話いただきました三甲㈱様をはじめゴルフ場の皆様に御礼申し上げます。本当に有難うございました

個人戦:優勝者

個人戦入賞者 ストローク
優勝 水上 晃男(㈱イーパック) 68
準優勝 野田 翔也(三甲㈱ A) 72
3位 金村 俊徳(センコー㈱ A) 74

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個人優勝:水上 晃男 選手(㈱イーパック)

この度、第3回関西実業団選手権大会に初参加でチーム優勝することが出来、大変嬉しく思っています。 また、個人戦共に優勝できたのも嬉しく、本当に運が良かったと思います。 試合の1週間前に、風邪がお腹に来たのか何も食べられず2kgも体重が落ち、フラフラの状態で試合に臨む事となり心配でしたが、逆に力が入らなかったことで、良い結果につながったのかもしれません。 前半の5バーディ31のスコアは私のハーフのベストスコアーでとても興奮致しました。 西日本決勝大会でも良い成績が残せるよう精進したいと思います。 最後になりましたが、素晴らしいコースコンディションの中でラウンド出来た事に感謝し、本大会に携わっていただいた関係者の皆様にお礼を申し上げます。 本当にありがとうございました。