第16回 岐阜県実業団対抗ゴルフ選手権 大会レポート

7月5日(土)、岐阜県内のゴルフ場で「岐阜県実業団対抗ゴルフ選手権」が開催された。6月14日(土)に行われた予選大会を勝ち抜いたチームに、昨年の大会でシード権を得たチームを加えた全40チーム・160名が参加。企業の威信をかけた熱戦が繰り広げられた。

当日の天候は晴れ。気温は36℃まで上がる過酷なコンディションに加え、スティンプ11.2、コンパクション23.0という高速かつ硬いグリーンが選手たちを悩ませた。下りのラインでは繊細なタッチが求められ、深く伸びたラフも難易度をさらに引き上げる形となった。

そんな中、個人戦ではイビデン㈱Aの加藤選手が74ストロークで優勝。安定感のあるショットと精密なパッティングで、厳しい戦いを制した。団体戦では、岐阜車体工業Aチームが239ストロークで見事優勝。各選手が粘り強くスコアをまとめ、チーム力を見せつけた。

また、イビデン㈱A・平田和樹選手がホールインワンを達成した。7番ホール、170ヤードを6番アイアンで放たれた完璧なショットは、見事カップに吸い込まれ、人生初のホールインワンとなった。

本大会の上位10チームは、10月25日(土)開催の実業団対抗ゴルフ選手権決勝大会への出場権を獲得。岐阜県代表として、全国の舞台でのさらなる飛躍が期待される。 さらに、上位30チームには来年度の岐阜県実業団対抗ゴルフ選手権の出場権が与えられた。

酷暑と難グリーンの中で繰り広げられた熱戦は、参加者それぞれの技術と意地がぶつかり合う、実業団ゴルフの醍醐味が詰まった一日となった。

団体戦:優勝チーム

団体戦入賞企業 合計ストローク
優勝 岐阜車体工業(株)A 239
準優勝 イビデン(株)A 242
3位 アピ(株)A 246

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団体戦優勝:岐阜車体工業(株) A
出場選手:武内 勝・尾野 好彦・石丸 尚史・山口 将太郎

念願の3連覇だったので、素直にうれしいです。2014年にも一度3連覇を達成していて、今回はそれ以来の2回目のチャレンジでした。自然と気持ちも入りましたし、練習にもいつも以上に熱が入りました。決勝大会は、まだ一度も優勝したことがないので、今年こそは達成したいです!

個人戦:優勝者

個人戦入賞者 ストローク
優勝 加藤 大吾 74
準優勝 馬場 大輔 75
3位 信田 風樹 75

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個人優勝:加藤 大吾 選手(イビデン(株) A)

今日のプレーは、ドライバーが安定し、アイアンにはいくつかミスがあったものの、全体としてはまずまずの内容でした。一番良かったのはパッティングでした。ストロークのポイントを微調整したことでタッチが冴え、「入れなければならない」パットをすべて沈めることができました。これが見事結果につながりました。決勝大会もさらに腕を磨いて望みたいです。

ホールインワン 達成者

ホールインワン 達成者:平田 和樹 選手
(企業名:イビデン(株) A)

<大会成績>
85ストローク

<ホールインワン達成ホール>
7番ホール

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5番ホール、木に当たったショットで6番アイアンが損傷。
「保険で直さなきゃ」と話していた矢先――
続く7番ホール、同じ6番アイアンを手に、放った一打が見事カップに吸い込まれ、人生初のホールインワン!
「まさかこの流れで入るとは…。6番アイアンには感謝しかないです」と笑顔で振り返った。
思わぬ形で“保険”を使うことになったが、クラブのトラブルと、奇跡の一打。すべてがつながった、記憶に残る一日だった。