第5回 実業団対抗ゴルフ選手権 東海決勝大会 レポート

平成26年9月6日(土)に榊原温泉ゴルフ倶楽部にて第5回実業団対抗ゴルフ選手権東海決勝大会を開催致しました。本大会は愛知・岐阜・三重の各県大会の上位15チームと昨年の東海決勝大会の上位シード5チーム、計50チームの参加により東海ナンバー1を争う決戦大会となります。

過去の4回に連覇した企業はありませんが、5回目の開催となる本大会は前回優勝の(株)豊田自動織機チームが大会初の連覇を成し遂げるか、それとも各県の強豪チームがこれを阻むのか?激戦必至の一戦に胸が高鳴ります。

迎えた当日、大会前から不安定な天候が続く中、当日の天気予報は「曇り」。予報通りの曇り空の下、各選手ドライビングレンジで体をほぐしたり、アプローチやパッティング練習場にてグリーンのコンディションを確認したりと、ベストプレーに向けてのウォーミングアップを行いスタートの時を待ちます。

高速グリーンが「名物」の本大会、アマチュア競技ではなかなか体験できない速さのグリーンで、これをいかに攻略するかが勝敗のカギとなりますが、今回は大会前日までの1ヵ月間の総雨量が1,000ミリを超える未曾有の雨の影響で、大会に向けて高速グリーンを仕上げるグリーンキーパーの作業は困難を極めました。当日の朝まで可能な限りの手を尽くしましたが、結果として当日のスティンプメーター計測数値は10.4フィート。例年、12フィート前後のセッティングで開催している本大会だけに、今回のグリーンは選手には易しい?コンディションとなりました。しかし、会場の榊原温泉ゴルフ倶楽部はグリーンだけでなくショットの精度も求められる難易度の高いコースであることから、攻略は容易ではありません。

定刻、各選手がギャラリーの見守る中で緊張のスタートでコースイン。時折見せる太陽に汗ばみながら上位目指してのプレーが続きます。決勝に勝ち進んだ精鋭選手の素晴らしいプレーが随所に見られる中、競技が順調に進んでおりましたが、突然の雷雨でプレー中断。あと数ホールのプレーを残す10組の選手が待機を余儀なくされる展開となりました。約50分の中断の後、プレー再開をするもその後も雨と雷は続き、再度中断をかける寸前のところで何とか全組がホールアウトとなりました。
この中断でリズムを崩してしまった選手もあったようで、天候も勝敗を左右する要因となり、スタート時間によって明暗を分けた格好となりました。

回を増すごとに、選手レベルの上がってきている本大会ですが、今回の栄えある優勝は (株)第三銀行Aチームが初優勝(229ストローク)。第三銀行チームは第5回の三重県大会で準優勝、過去の大会でも常に上位に位置してきたチームですが、第三銀行チームのリーダーとしてA、B、Cの3チームの選手団を束ねてきた里村博一氏が大会前に急逝されるという悲報があり、Aチームは3名でプレーして3名共に70台という気迫のプレーで見事優勝の栄冠に輝き、優勝カップを亡き里村氏に捧げられました。

準優勝には岐阜県大会から勝ち進んだ飛行開発実験団チームが入賞(230ストローク)。3位には愛知県大会準優勝のトヨタ自動車(株)貞宝チームが入賞致しました(230ストローク)。個人戦ではトップの74ストロークに8名が並ぶ大接戦となりましたが、大会規定により年長者である福島道章選手[三京アムコ(株)]が優勝の栄を手にされました。準優勝には同じく74ストロークの柴谷敏文選手[飛行開発実験団]、3位には川田和彦選手[トヨタ自動車(株)貞宝]が入賞されました。
表彰式では笑いあり、涙ありの大喝采の中で大会の幕を閉じました。

次回、第6回大会は平成27年6月6日(土)に岐阜県大会、6月27日(土)に三重県大会、7月11日(土)に愛知県大会の開催がそれぞれ決定、東海決勝大会は9月12日(土)に谷汲カントリークラブにて開催されます。果たして第6回大会を制すのはどの企業になるのでしょうか。実業団No.1をめぐる熱い戦いに早くも期待が高まります。

団体戦:優勝チーム

団体戦入賞企業 合計ストローク
優勝 ㈱第三銀行 A 229
準優勝 飛行開発実験団 230
3位 トヨタ自動車㈱貞宝 230

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団体戦優勝:㈱第三銀行 A
出場選手:野村 悟選手・川原田 甫選手・濵野 幸広選手

 まず始めに本大会にご尽力頂きました中日新聞社様、三重テレビ放送様、榊原温泉ゴルフ倶楽部様、谷汲カントリークラブ様、京和カントリー倶楽部様へ厚く御礼申し上げます。

 私共、第三銀行は第2回の実業団対抗戦から参加させて頂き、三重県大会では第2回で3位、第3回では準優勝と上位入賞を果たせたものの、東海大会では11位、10位と東海の上位企業との実力差を大きく感じておりました。
 東海大会でも上位入賞を目指すべく、社内予選、練習ラウンドを強化し挑んだ昨年第4回の大会では遂に三重県大会で優勝し、東海大会でも3位入賞を果たすことが出来ました。
しかし、その東海大会では出場選手4名が上出来のゴルフをできていたものの、上位2社との差は、準優勝のトヨタ自動車(株)さんと8打差、優勝の(株)豊田自動織機さんとは11打差と大きく離されており、更に上を目指すことは現実的に厳しいものだと思っておりました。
 もし、東海大会で優勝、準優勝を狙うチャンスがあるとすれば、私達が何度も社内予選、練習ラウンドを繰り返している榊原温泉ゴルフ倶楽部で行われる第5回の実業団対抗戦しかないと、みんなで口を揃え、今年も恒例となった社内予選、練習ラウンドを繰り返し、6月20日に行われた三重県大会では準優勝する事ができ、上々の仕上がりで東海大会に臨めるものと考えておりました。

 ところが、大会で約3週間前の8月15日に、私達ゴルフチームをリーダーとして支えてきた里村部長がなんの前ぶれもなく、大動脈乖離という心臓の病のため急死しました。
今まで、リーダーとしチーム編成を行い、自らも選手として、三重県大会優勝、東海大会3位に大きく貢献してきた方でありました。そして、なによりも私達の輪の中心となりチームをまとめあげ、里村部長がいたからこそ第三銀行のゴルフチームはみんなで楽しく笑い合ってやってくることができました。
大会を辞退することも考えましたが、本大会を一番楽しみにしていたのは里村部長であったので、メンバー全員が里村部長の意志を背負い出場することを決意し、Aチームは濵野、野村、川原田の3名で挑むことにしました。
単純に上位を目指すだけであれば、昨年の東海大会を70台で回り3位入賞に大きく貢献した信田か、名門「中日カントリー」のシングルプレーヤーである澤野をAチームメンバーにすることが妥当でありましたが、Aチーム4人目のメンバーは里村部長とし、里村部長にも大好きなゴルフをみんなと一緒に楽しんでもらいたいと思い、今まで4年間、里村部長がまとめあげてきたチームが一丸となって、9月6日の東海大会に挑みました。

 大会では、Aチームの3名は本来の実力以上のスコアを出すことができており、濵野が78でホールアウトし、野村、川原田が残り1ホールを残すところで雷中断となりました。
その時点で野村3オーバー、川原田4オーバーであり、このままいけば上位入賞の可能性があると、50分間の中断時間の間、みんなで計算をしておりました。
 再開後、野村、川原田ともラストのロングホールを無事にパーで上り、75・76・78と3名のスコアを70台にまとめることができ、私達がホールアウトした時点ではトップのスコアに立ちました。
しかし、他のチームは実力的に私達より上であるので、きっと何チームかは私達の上にくると思い、できれば去年を同じ3位か5位入賞でシードを確保したいと願っておりました。
それが思いのほか、上位チームの選手が雷中断でリズムを崩されたのか伸びてこず、結果として優勝を手にすることができました。
これは3人の実力だけではなく、きっと里村部長が力を貸してくれたものだと感じました。
思い返せば告別式のとき、お経が聞こえないほどの雷雨が通り過ぎたのですが、今回の雷も里村部長が現れた証なのではないか、と思ったりもします。

 大会主催者の皆様、私達は3名の出場にも拘らず4着目のブレザーを里村部長へと譲って頂き、ありがとうございました。

個人戦:優勝者

個人戦入賞者 ストローク
優勝 福島 道章 選手(三京アムコ㈱) 74
準優勝 柴谷 敏文 選手(飛行開発実験団) 74
3位 川田 和彦 選手(トヨタ自動車㈱貞宝) 74

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個人優勝:福島 道章 選手(三京アムコ㈱)

 念願が叶い大変嬉しく思います。強豪が揃った東海大会での個人優勝は格別です。
勝因は同伴競技者である、三甲㈱ 後藤会長、㈱東海理化 三浦様、矢橋林業㈱ 矢橋様と豪華な顔ぶれの中緊張しながらでのプレーでした。 皆さんとても紳士でよく声を掛けていただき、緊張も程よく解れて良いゴルフが出来た事です。
 非常に良いコースコンディションの為、優勝スコアはイーブンから1アンダーではないかと言う話も出ました。しかし結局そこまでスコアは伸びませんでしたが、最後まで諦めず良いゴルフが出来た事、また、毎回個人優勝される㈱ジェイテクトの前田さんに1回だけでも勝てた事がとても嬉しかったです。
 最後に良い環境を作って頂いた関係者の方々ありがとうございました。