第10回 愛知県実業団対抗ゴルフ選手権 レポート

10回目の開催となった愛知県実業団対抗ゴルフ選手権。大会前から連日雨が続き、九州南部では、梅雨前線が停滞して記録的な大雨、被害をもたらしました。愛知県大会は7月の頭に開催するため毎年この雨に悩まされます。大会当日は午前中に小雨が降りましたが、その後は雨が降ることはなく選手の皆さんも元気よくコースへと向かいました。

コースコンディションに関しては、雨でも乗り入れができるフェアウェイを作る為、芝の密度を上げることに力を入れました。大会当日も乗り入れが厳しい状態ではありましたが、カートでフェアウェイに乗り入れをしてもらい、スムーズに気持ち良くラウンドして頂けるよう乗り入れを可と致しました。 グリーンについては、大会1週間前にホーキングを行い、雨が降っても水が浮かない様取り組みをしました。スピードは、12.8フィートと昨年の11.9フィートを超える状態に仕上げ、選手の皆さんも体感したことない速さに苦戦を強いられ、トーナメント並みのスピードでプレーができることに喜びを感じている姿が印象的でした。また昨年同様、美観にも力を入れ、落ち葉や刈カスの清掃も徹底的に行いました。

今年も選手を一番苦戦させたのは、7番(Par4 428yd)ホールでした。平均スコアが5.6と数字からも苦戦を強いられたことがわかります。反対に簡単だったホールは8番(Par3 129yd)ホールで、平均スコア3.5でした。7番ホールをパーで凌ぎ、8番ホールでいかにバーディを取るかが勝負の分かれ目となりました。

団体戦は1チーム4名で編成され、チーム内上位3名のスコアを採用。そのトータルスコアにて順位を競います。上位3名の合計が同スコアの場合は、4名合計のスコアで順位を算出します。栄えある「第10回愛知県実業団ゴルフ選手権」の栄冠を手にしたのは227ストロークの「株式会社豊田自動織機 高浜」チームでした。

愛知県大会4連覇となる快挙を達成しました。昨年の西日本決勝大会では9位と思うような成績を上げることができていません。西日本決勝大会では過去に2度優勝経験がありますが、第4回以降優勝から遠ざかっていますので、今年こそは「株式会社豊田自動織機 高浜」チームが3度目となる西日本決勝大会での優勝に期待が掛かります。続く準優勝には231ストロークで「トヨタ自動車株式会社 本社」が、3位には233ストロークで「トヨタ紡織株式会社」がそれぞれ入賞しました。

また個人戦(同グロスの場合年齢上位)は、72ストロークで丸山純志 選手(株式会社豊田自動織機 高浜)が優勝。準優勝には73ストロークで河原文雄 選手(株式会社明和eテック)が、3位には75ストロークで竹内祐介 選手(トヨタ自動車株式会社 元町)がそれぞれ入賞となりました。

本大会の団体戦上位12チームは、本年の10月19日(土)に榊原温泉ゴルフ倶楽部にて開催される「第10回 実業団対抗ゴルフ選手権 西日本決勝大会」の出場権を獲得。愛知県の代表として決勝大会へ挑みます。

団体戦:優勝チーム

団体戦入賞企業 合計ストローク
優勝 ㈱豊田自動織機 高浜 227
準優勝 トヨタ自動車㈱ 本社 231
3位 トヨタ紡織㈱ 233

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団体戦優勝:㈱豊田自動織機 高浜
出場選手:桂川 博行 丸山 純志 久米 洋平 南部 久典

4連覇を達成することができ大変嬉しく思います。愛知県大会はあくまでも予選なので、予選通過を目標にいつも試合に臨んでいます。絶対に優勝という気持ちではなく楽な気持ちで試合に臨めていることが良い結果に繋がっています。西日本決勝大会は予選ではなく本戦です。絶対に優勝する。という気持ちからか力が入り思うような成績を残せていません。ここ数年優勝から遠ざかっていますので、肩の力を抜いて試合に臨みたいと思います。本日はありがとうございました。

個人戦:優勝者

個人戦入賞者 ストローク
優勝 丸山 純志 選手(㈱豊田自動織機 高浜) 72
準優勝 河原 文雄 選手(㈱明和eテック) 73
3位 竹内 祐介 選手(トヨタ自動車㈱ 本社) 75

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個人優勝:丸山 純志 選手(㈱豊田自動織機 高浜)

今日のコンディションは皆様も苦労されたと思いますが、私もティーショットで苦労しました。そこからアプローチとパターで拾っていくというゴルフでした。ずっと大会には参加していたのですが、なかなかチームには貢献できていなかったので、今日は貢献できて嬉しいです。西日本決勝大会は私用の為、出場ができず残念ですが、残りのメンバーで優勝ができると信じていますので、結果が楽しみです。本日はありがとうございました。