第12回 岐阜県実業団対抗ゴルフ選手権 大会レポート

今年は例年より早く梅雨入り宣言されましたが、雨の心配もなくこの日を迎えることが出来ました。 令和3年6月12日(土)三甲ゴルフ倶楽部谷汲コースにて「岐阜県実業団対抗ゴルフ選手権」が開催されました。 昨年から続く新型コロナウィルスの影響もあり、常連企業の方もやむなく出場を辞退される中、今年初参加の企業1社を含む全38チーム150名による熱い戦いの幕が開けました。

早朝より次々と練習場に向かう選手が多く、ショットやアプローチの最終調整をされており大会に挑む意気込みを感じました。練習グリーンでは速いグリーンに対応できるよう入念なチェックがされており、感覚を研ぎ澄ませ、速さを体に覚えさせるように集中力を高める真剣な眼差しから大会にかける熱い思いが伝わりました。
この大会ならではの緊張感の中、各選手次々にティーオフしていきます。最初のティショットを打ち終え多くの選手が安堵の表情で、仲間に見送られながら熱い戦いのスタートを切りました。
グリーンのスティンプは11.4、コンパクションは25.5に設定され、谷汲コース特有の速く硬いグリーンはまるでプロの試合を思わすほどの仕上がりで選手を悩ます要因となりました。 コース内のいたるところでナイスショットの声が響く半面、グリーン上では悲鳴ともとれる声が多く聞かれました。グリーンが速い為、選手の多くは手前からという作戦のようでしたが、想像以上の固いグリーンでアプローチのスピンが思うように掛らなかったり、手前に落ちたボールも奥まで転がってしまったりと苦戦を強いられました。 ピンポジションも手前だと固いグリーンのギリギリを狙うため距離が足りずバンカーに入る事が多く、非常にコース戦略が難しい状況となりました。

カートナビで仲間のスコアを確認しながら自らを鼓舞し、都度気合を入れなおす姿はチームに貢献したいという思いの表れだったのでしょう。 多くの選手が苦しい戦いとなった中、岐阜県大会を制したのは245ストロークで「イビデン株式会社A」チーム、今大会で念願の初優勝を果たしました。個人戦では73ストロークで加藤大吾選手(イビデン株式会社)が見事、2回目の優勝に輝きました。

本大会の団体戦上位10チームは、本年10月16日(土)に榊原温泉コースにて行われる「実業団対抗ゴルフ選手権 西日本決勝大会」の出場権を獲得いたしました。岐阜県の代表として決勝大会を戦います。

団体戦:優勝チーム

団体戦入賞企業 合計ストローク
優勝 イビデン株式会社A 245
準優勝 ジーパックス株式会社 247
3位 レシピシステム株式会社B 248

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団体戦優勝:イビデン株式会社A
出場選手:竹中裕紀・岡本正保・加藤大吾・福井省吾

今大会は出場10回目となりました。毎年のことながら素晴らしいコースコンディションでプレーできた事がよかったです。
今までの成績は団体3位がベストだったので、今大会はそれ以上を目指しゴルフ部内で2月から6回の研修会を行い最強メンバーで挑みました。チーム全員が一つの目標に向うという気持ちの表れが今回の結果に繋がったと思います。実力を発揮できた人、そうでない人もおりますが、チームで優勝できたことがとても嬉しいです。
エース加藤の2回目の個人優勝も誇らしく、チームとしてもモチベーションが上がります。
今後も西日本決勝大会に向けてチーム一丸となり練習を重ね、上位入賞を目指します。

個人戦:優勝者

個人戦入賞者 ストローク
優勝 加藤大吾(イビデン㈱A) 73
準優勝 清水貴士(㈱ワールド) 74
3位 三浦憲二(レシピシステム㈱) 76

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個人優勝:加藤大吾 選手(イビデン株式会社)

今大会で岐阜県大会は2回目の個人優勝となります。
前半ハーフでパープレーを目指しており、明確な目標設定を行っていたので1打ずつ諦める事無くプレー出来た事が良かったです。ティショットが良くフェアウェイから2打目を打つことが出来たので戦略を上手く組み立てる事が出来ました。無理にピンを狙わず安全に攻めていた結果、パーやバーディを取ることができ、スコアに繋がりました。谷汲コースはフェアウェイやラフの芝の状態が良いのでアプローチがイメージ通りの球が打てたことが勝因の一つです。パターも距離感が合いミスパットがほぼなく、ワンパットで収めることができていたので、これもスコアに結びつきました。
前回優勝した際、2連覇が叶わなかったので、来年はぜひ2連覇を目指したいです。
西日本決勝大会でも上位入賞を目指し、大会までの間も練習を怠らずさらに技術を磨きたいと思います。