第13回 岐阜県実業団対抗ゴルフ選手権 大会レポート

今年は何日も前から雨予報で天気予報とにらめっこしながら、この日を迎えました。
令和4年6月11日(土)岐阜県実業団対抗ゴルフ選手権が三甲ゴルフ倶楽部 谷汲コースにて開催されました。 今年はここ数年参加を辞退されていたチームも戻り、さらに初参加の企業が5チーム、企業数39社、45チーム、180名の選手により熱戦が繰り広げられました。

早朝より多くの選手が練習場へ向かい、自身のスイングの最終チェック、コンディションの確認にも熱が入ります。 昨晩から朝方にかけての雨でグリーンのコンディションが心配されましたが、スティンプ11.0、コンパクション23.5とこの大会ならではの高速グリーンに仕上がりました。いつも以上に感覚を研ぎ澄ませ、集中力を高め入念にパター練習を行う姿から大会へかける思いと、一打の大切さを改めて感じました。

スタート時には雨がぴたりと止み、静まりかえる緊張の第一打。静けさを割く「ナイスショット」の声、選手が見せる安堵の表情と笑顔がとても印象的でした。ピン位置は手前のセッティングが多く、キャリーでグリーンに乗るとピンをオーバーし、下りのパターが残るという状況に選手の皆様はショットやアプローチが攻めきれずにいるようでした。短いパットも慎重に打たなければならず、一瞬たりとも気を抜く事の出来ない一打に苦しいプレーが続きました。

曇天のまま天候は持ちそうだと思われましたが、雨の降り出しが早く雷を伴う雨模様になりました。途中、一時中断があり雨と風で選手は苦戦を強いられました。急な雨の影響でグリーンは少々重くなり、雨が降る前とは球の転がりやラインの曲がり具合が変わり選手も戸惑いを見せていました。次々に変わる状況の中、見事激戦を制したのは240ストローク ㈱ヒマラヤチーム。今大会で2年ぶり6度目の優勝となりました。個人戦では72ストロークで三浦憲二選手(三甲㈱)が見事優勝に輝きました。

本大会始まって以来の快挙、初めてホールインワンを達成されたのは、三甲㈱ 岩原邦彦選手。さらに15番ホールではイーグルを達成され、大きくスコアを縮めました。
今大会の団体戦上位10チームは、令和4年9月24日(土)に榊原コースにて開催される「実業団対抗ゴルフ選手権 全日本決勝大会」への出場権を獲得しました。岐阜県代表として決勝大会に挑みます。

団体戦:優勝チーム

団体戦入賞企業 合計ストローク
優勝 ㈱ヒマラヤ 240
準優勝 岐阜車体工業㈱A 253
3位 森松工業㈱A 254

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団体戦優勝:㈱ヒマラヤ
出場選手:松下裕治・林昭悟・岸本洋幸・鹿島利夫

今年は実業団ならではの速いグリーンでとても良いコンディションでした。上位の2人が安定してプレーしてくれていたのでミスもありましたが、持ちこたえる事ができた。
ゴルフ用品を販売する者として優勝は必須であり、連覇は譲れません。次の目標は全日本決勝大会の覇者。「㈱ヒマラヤ」の名を背負い、チームで高みを目指します。

個人戦:優勝者

個人戦入賞者 ストローク
優勝 三浦憲二(三甲㈱) 72
準優勝 松下裕治(㈱ヒマラヤ) 74
3位 清水貴士(㈱ワールド)  74

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個人優勝:三浦憲二 選手(三甲㈱)

普段通りのゴルフをすることができたのは、以前より何度もラウンドを共にした仲間と和気藹々とした雰囲気の中でプレーでき、程よい緊張感が保たれた事が良い結果に繋がったと思います。
またドライバーは安定しており、ピン位置は手前が多かったのでグリーンに乗らずとも、徹底的に手前から攻めるというコース戦略が優勝の決め手となりました。

ホールインワン 達成者

ホールインワン 達成者:岩原邦彦 選手
(企業名:三甲㈱)

<大会成績>
91ストローク

<ホールインワン達成ホール>
13番ホール

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175ヤード、風は無くピンは手前だったのでU6番で右のバンカーの上からドローのイメージで打ちました。エッジに落ちて転がりましたが、その後は見えませんでした。同伴の方が「入った!」という声にまさかと思いましたが、カップに入っているのを見て驚きと嬉しさと共にホールインワンを実感しました。