第10回 三重県実業団対抗ゴルフ選手権 大会レポート

7月20日(土)に榊原温泉ゴルフ倶楽部にて第10回三重県実業団対抗ゴルフ選手権が開催されました。 参加チームも年々増え、36企業51チームがエントリーされ、選手それぞれが様々な思いを胸に練習グリーンでは入念にボールの転がりをチェックされておりました。

台風5号の影響は、湿った空気が前線を刺激し、ここ数日の間に猛烈な雨量を記録。コース管理は、雨の合間を縫うようにコースコンディション作りに専念し、アンフェアが出ないように芝の刈込調整を行っていました。 当日のグリーンコンディションは、12.6フィート。コンパクションは23.0㎜/㎤。決して満足は出来ないものでも、グリーンキーパーの意地がボールの転がりへと反映されており、選手からはボールが跳ねない良いグリーンとの称号を得ることが出来ました。

選手の中でも一際目立っていたのは、大会4連覇が掛かる本田技研工業㈱チーム。エントリーされた5チームの選手が黄色に統一したユニフォームで揃え、栄冠を誰にも渡さないと言う強い意気込みが感じられました。 そして、AM7:00アナウンスの呼び出しとともに、選手のティオフする姿とそれを応援する企業のサポーター達が、緊張の面持ちでボールの行方を追っていました。

1チーム4名で構成され上位3名のスコアが順位に反映されるため、毎ホールごとにカートに付いているリーダーズボードを確認しながら仲間の調子を見て、攻守の入替えを考える選手たちは普段より手堅くまた調子の良い仲間のスコアに感化され、攻める姿はまさにチーム戦ならではの醍醐味が感じられる一幕でありました。

ハッキリしない天候の中でも、重い空気を切り裂くように選手たちはバーディを重ね、一時はアンダーパーの選手が5人揃うハイレベルな試合展開となりました。そして見事栄冠に輝いたのはトータルスコア225ストロークの本田技研工業㈱Aチームとなり、見事大会4連覇に輝くこととなりました。2位は233ストロークの亀山急送㈱が入賞され、3位には237ストロークにて、センコー㈱が入賞されました。 個人戦では、70ストロークに2人が並ぶ接戦となり、年齢差(年齢上位)で西脇 正喜選手(本田技研工業㈱A)が優勝を手にされました。

閉会の辞にて、大会副委員長である八甲㈱代表取締役専務 後藤薫より、本大会が記念の第10回大会と言う事で、団体戦の決勝進出の切符が当初既定の上位10チームから上位12チームへと枠が広がるサプライズが発表され、会場は大いに盛り上がりを見せました。 そして団体戦成績の上位12チームは、本年の10月19日(土)当倶楽部にて「実業団対抗ゴルフ選手権 西日本決勝大会」へと駒を進める事となりました。ホーム(榊原)にて、愛知、岐阜、関西の猛者たちを迎え入れ、地の利を生かした勝負へと、早くも選手の気運が高まるのでした。

団体戦:優勝チーム

団体戦入賞企業 合計ストローク
優勝 本田技研工業㈱A 225
準優勝 亀山急送㈱ 233
第3位 センコー㈱ 237

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団体戦優勝:本田技研工業㈱A
出場選手:西脇正喜選手・栗本浩司選手・髙林和也選手・森務選手

4月から毎週のように本田技研工業で練習ラウンドにきていた結果がでたと思います。今大会は4連覇がかかっており、愛知大会・岐阜大会のチームが4連覇を達成していたのでうちも絶対4連覇を達成すると強い思いで臨むことができました。プレッシャーもありましたが、それを打ち返すだけの練習をしてきたので全員が自信を持ってプレーすることができました。西日本決勝では昨年悔しい思いをしており、今年はその悔しさをバネにリベンジを果たします。地元三重開催ということもありますので、”必ず優勝”をチームの合言葉とし最高の結果を残したいと思います。 最後に素晴らしい大会を開催していただいた主催者様、関係者の方々、最高のコンディションに仕上げて下さったゴルフ場スタッフの皆さんに心から御礼申し上げます。

個人戦:優勝者

個人戦入賞者 ストローク
優勝 西脇正喜 70
準優勝 石塚祥成 70
第3位 後藤繁生 72

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個人優勝:西脇正喜 選手(本田技研工業㈱A)

練習ラウンド以上のスコアで回れたのが良かったです。優勝できた勝因は、今日の1打目のショットが良かったので勢いに乗れたことと早めにバーディーがとれたことで気持ちに余裕ができたことです。プレッシャーはありましたがチームとしても4連覇できたことがなにより嬉しいですね。西日本決勝でもチームの勝利に貢献できるよう精一杯プレーします。最後に本大会の開催にご尽力頂いた関係者の皆様に心より御礼申し上げます。