第9回 愛知県実業団対抗ゴルフ選手権 レポート
本年で9回目の開催となった愛知県実業団対抗ゴルフ選手権。全国的に記録的な豪雨に見舞われる中での開催となりました。愛知県では大会前日、前々日も雨が降り、大会当日も雨予報で、参加される選手からも大会の開催を心配する声が上がっていました。しかし大会当日を迎えると、全国的には雨にも関わらず、この地域だけは曇りとほとんど雨に降られることなく大会を迎えることができました。
コース管理も大会に向け最高のコンディションを提供できるよう努めました。大会前日、前々日と雨予報だった為、ティーグラウンド、フェアウェイは3日前から刈り込み、法面やホールとホールのジョイントの清掃、落ち葉や刈カスの清掃も徹底的に行い、コースの美観に力を入れてきました。グリーンは大会前に夕刈りと転圧で仕上げる予定でしたが、雨の影響で刈ることが出来ず、大会当日にダブルカットと転圧で11.9フィートまで仕上げました。選手も普段感じることのできないトーナメント並みのスピードに驚きの表情を見せていました。
選手を一番苦戦させたのは、7番(Par4)ホールでした。平均スコアが5.7とダブルボギーを叩いた選手が多いことが数字からもわかります。7番ホールは428ydのミドルホールですが、セカンド地点に左バンカーが2つあり、右はOBと狭くなっています。更にセカンド地点からは、打ち上げが10yd近くあり、ガードバンカーも4つショットのミスは許されません。この難関ホールをパー、ボギーで凌ぐことが出来たチームが試合を優位に運び西日本決勝大会への参加権利を得ることができました。
団体戦は1チーム4名で編成され、チーム内上位3名のスコアを採用。そのトータルスコアにて順位を競います。上位3名の合計が同スコアの場合は、4名合計のスコアで順位を算出します。栄えある「第9回愛知県実業団ゴルフ選手権」の栄冠を手にしたのは230ストロークの「株式会社豊田自動織機 高浜」チームでした。
今回で愛知県大会3連覇となる快挙を達成し西日本決勝大会へと駒を進めました。西日本決勝大会では過去に2度優勝経験がありますが、第4回以降優勝から遠ざかっています。昨年からゴルフ部が発足し全体のボトムアップを図っている「株式会社豊田自動織機 高浜」チームの3度目となる西日本決勝大会での優勝にも期待が掛かります。続く準優勝には232ストロークで「キムラユニティー株式会社」が、3位には232ストロークで「株式会社東海理化 本社」がそれぞれ入賞しました。
また個人戦(同グロスの場合年齢上位)は、72ストロークで竹内祐介 選手(トヨタ自動車株式会社 元町)が優勝。準優勝には72ストロークで桂川博行 選手(株式会社豊田自動織機 高浜)が、3位には73ストロークで柏井紳吾 選手(キムラユニティー株式会社)がそれぞれ入賞となりました。
本大会の団体戦上位10チームは、本年の9月1日(土)に谷汲カントリークラブにて開催される「第9回 実業団対抗ゴルフ選手権 西日本決勝大会」の出場権を獲得。愛知県の代表として決勝大会へ挑みます。
団体戦:優勝チーム
団体戦入賞企業 |
合計ストローク |
優勝 |
㈱豊田自動織機 高浜 |
230 |
準優勝 |
木村ユニティー㈱ |
232 |
3位 |
㈱東海理化 本社 |
232 |

- 団体戦優勝:㈱豊田自動織機 高浜
- 出場選手:桂川 博行 伊藤 道弘 南部 久典 久米 洋平
第9回大会は、3連覇がかかっていることもありプレッシャーを感じていました。当日の雨予報もあった為、どのように攻めるべきか悩み、考えれば考えるほど寝れなく睡眠不足で当日を迎えました。プレー中は、雨も降ったり止んだり風が舞って距離が読みにくかったりとありましたが、チーム力で勝つことが出来ました。
西日本決勝大会でもチーム力を生かし3度目となる優勝を目指します。
個人戦:優勝者
個人戦入賞者 |
ストローク |
優勝 |
竹内 祐介 |
72 |
準優勝 |
桂川 博行 |
72 |
3位 |
柏井 紳吾 |
73 |

- 個人優勝:竹内 祐介 選手(トヨタ自動車㈱ 元町)
今週はずっと雨が降っていてコース状態がどうなるか不安でしたが、しっかり仕上がっていました。
私事ですが、2年前結婚し、昨年息子が生まれました。今年は本厄の年でしたが、個人戦で優勝することができました。そして今日は、ペアの相手チーム、キャディさんにも恵まれ楽しくプレーすることができました。これからは後厄になりますが、来年は団体戦も個人戦も優勝できるように頑張ります。ありがとうございました。