第11回 実業団対抗ゴルフ選手権 西日本決勝大会 大会レポート

冷たい雨の降りしきる中、本日の決勝大会は幕を開けました。連日の雨にもかかわらずグリーンコンディションは、スティンプメーター11.2フィートと転がりの良い綺麗な仕上がりとなりました。スタート前の練習場では、入念にスイングチェックをしている選手が多く見受けられました。 いよいよスタートが近づくと呼び出しアナウンスの選手紹介にいっそうの緊張感が立ち込め、試合慣れしている選手達も、真剣な眼差しでコースを見つめておられました。

さてコース上では、各地区の予選を勝ち抜いた企業チームの選手が、仲間のスコアを気にしながら、1打1打慎重にスコアを刻んでいました。 今年はコロナ禍において、ゴルフのアマチュア競技も少なく選手のモチベーションを持続するにも、とても厳しい環境でした。 そんな中、チームの団結力をもとに見事3位入賞されたのは237ストロークで、(株)豊田自動織機 高浜チーム。2位には、亀山急送(株)で、236ストローク。そして優勝に輝いたのは230ストロークで、今回主催者推薦にて初出場となった中日ドラゴンズチーム。

また個人戦は、団体戦でも優勝を飾った中日ドラゴンズチームの中村紀洋選手が72ストロークにて混戦を制する形となりました。 来年、打倒中日ドラゴンズを誓い、各企業の次なる戦いの準備が始まりました。 新規企業様のエントリーを募集しております。詳細は、大会事務局までお問い合わせください。

団体戦:優勝チーム

団体戦入賞企業 合計ストローク
優勝 中日ドラゴンズチーム 230
準優勝 亀山急送㈱ 236
第3位 ㈱豊田自動織機 高浜 237

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団体戦優勝:中日ドラゴンズチーム
出場選手:中村紀洋選手・立浪和義選手・和田一浩選手・川上憲伸選手

1日中雨が降りしきる中でのプレー、皆様大変お疲れ様でございました。我々、中日ドラゴンズチームは、主催者様のご推薦を賜り初めてこの大会に参加させていただきました。そして、ビギナーズラックとも言うべく、無心で戦い抜いた結果、見事優勝させていただくことができました。優勝者にはジャケットの贈呈があり、ふと20年前名球会入り(2000本安打達成による)した際に袖を通させてもらったことを思い出します。ここにいる3選手(立浪、中村、和田選手)は、名球会入りしており野球では実績がありますが、ことゴルフとなると経験したことのない緊張感に包まれながら本日のプレーを行いました。

改めてゴルフはメンタルなスポーツだと実感いたしました。そして野球と似ている点としては、本大会は団体競技であると言うこと。自分だけが良くても決して良い結果にはつながりません。プレー中に見るリーダーズボードに出てくる、チームメイトのスコアを励みにしながら戦い抜くことができました。またスポーツを行う中で共通している点は、すべてが自分との戦いであります。仕事においてもゴルフにおいても自分たちが目標を持って取り組むと言う素晴らしい大会に参加させていただきましたことを誇りに思います。次回はさらなる好スコアを目指し、今大会でいただいたシードによって次回大会も優勝目指して頑張りたいと思います。

最後に、本大会を作り上げて頂きました大会関係者の皆様、並びに素晴らしいコンディションを整えていただいたコース関係者の皆様、本日は誠に有り難うございました。

個人戦:優勝者

個人戦入賞者 ストローク
優勝 中村 紀洋 72
準優勝 西脇 正喜 73
第3位 後藤 繁生 73

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個人優勝:中村 紀洋 選手(中日ドラゴンズチーム)

このコースはいろいろな機会がある度にラウンドさせていただいており、攻守の切り替えが重要なコースであると認識しております。いつもゴルフの試合となると、持ち前のフルスイングが上手くできずに思うような結果が残せないことがあります。今日は朝から雨が降り、厳しいコンディションの中でのプレーでしたが、できる限りのホールでドライバーを持って、思い切ってプレーすることを心に決め、それが実現することとなりました。途中シャンクが出て、それでも我慢してボギーで上がることによって、うまく切り替えながら楽しくプレーすることができました。

このコンディションの中でも、グリーンは非常に速く、また大会スタッフの皆様の努力の賜物と非常に感謝しております。また次回は、できればアンダーで回れるようにしたいと思います。ぜひ来年もよろしくお願いいたします。