第4回 実業団対抗ゴルフ選手権 東海決勝大会 レポート

平成25年11月9日(土)京和カントリー倶楽部(愛知県豊田市)にて「第4回実業団対抗ゴルフ選手権 東海決勝大会」が開催されました。  当日の開場は朝6時。まだ朝日も上がらず薄暗い中、ライトをつけた車が続々と駐車場に到着し、受付を済ませた選手はすぐさま打球練習場に向かいます。今年リニューアルした打球練習場の全17打席が早朝より満席となり、打席が空くのを列を成して待つ様子からも選手の皆様の意気込みが感じ取れます。  練習グリーンでは、今年9月に行われた愛知県大会の12フィートを超える速さに、選手達は困惑する様子。カップをいったりきたり、長い時間パット練習をする選手でグリーンはイモ洗い状態になるほど、念入りにパット練習をしている選手が非常に多く見られ、こちらでも大会へ向ける気迫が感じられました。  陽も登り、晴天に恵まれた秋空の下、いよいよ“東海最強”を懸けた戦いがスタートします。昨年の第3回東海決勝大会の上位5チームと、今年開催された愛知・岐阜・三重での各県大会において上位入賞し参加資格を得たチームとの合計45チーム・180名によって争われる今大会は、愛知県大会に引き続き歩きでのプレー、4箇所からのショットガンスタートです。  各スタートホールで競技委員よりルール説明が行われた後、「さすが各県大会を勝ち抜いてきた強者揃い!」と思わせる、選手たちのすばらしいショットでプレーがスタート。しかしグリーンに着くと普段とは違う高速グリーンを相手に、選手のみなさまが「速くて難しい」と、悩まされていた様子が印象的で、各選手とも1パットを慎重にカップインしていました。  ラウンド後、アテストが終わるとロビー内にある成績ボードに皆釘付けになり、チームスコアーと他のチームを見比べながら現在のランキングを確認します。そして、すべての選手のラウンド終了後、16時よりレストランで行われる表彰式にのぞみます。大会の回を重ねるほどに選手の皆さまも顔なじみとなり、表彰式も和気藹々の様子で、他のテーブルへお酌に回りながら試合を振り返るなどして、楽しい会話がはずんでいました。  激戦の末、第4回東海決勝大会を制したのは第2回東海決勝大会優勝の「㈱豊田自動織機チーム」でした。合計226ストロークという素晴らしいスコアで、見事二大会ぶりに優勝に返り咲いた㈱豊田自動織機チーム。チームリーダーである山下選手に勝因を伺うと、昨年の4位という結果がかなり悔しい思いだったようで、今年は優勝を奪還すべく年間10ラウンドの研修会を行った上で、Aチームには特に実力者を結集し試合に挑んだとのこと。第5回・6回大会へ向けても3連覇を目標に、と意気込んでいました。  個人戦では71ストロークで、前田正昭 選手〔㈱ジェイテクト〕が見事優勝を手にしました。 三重県大会では個人優勝の連覇を阻まれていた前田選手、こちらもかなり悔しかったとのことですが、決勝大会では見事に優勝。前田選手も来年、再来年ヘ向けて3連覇を誓いました。 次回、第5回大会は来年の5月31日(土)に岐阜県大会、6月7日(土)に愛知県大会、6月21日(土)に三重県大会の開催がそれぞれ決定、東海決勝大会は9月6日(土)榊原温泉ゴルフ倶楽部にて開催されます。  果たして第5回大会を制すのはどの企業になるのでしょうか。来年もまた東海No.1を懸けた熱い戦いは続きます。  今回も参加企業の皆様、またご協力いただきました関係者各位に深くお礼申し上げます。

団体戦:優勝チーム

団体戦入賞企業 合計ストローク
優勝 ㈱豊田自動織機 226
準優勝 トヨタ自動車㈱A 229
3位 ㈱第三銀行 237

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団体戦優勝:㈱豊田自動織機
出場選手:山下 茂 桂川 博行 伊藤 道弘 南部 久典

本日は優勝おめでとうございます。本日はいかがでしたでしょうか。
ー 南部 久典 選手
素晴らしい会場・最高のコースコンディションをご提供して頂き、誠にありがとうございます。今日のグリーンは13フィートで乗ってからが非常に苦労しました。また前回の谷汲の時に、コテンパンにやられましたので、練習を重ねて今回は挑みました。次回と3回・4回と優勝を狙っていきたいと思います。ありがとうございました。

第2回の東海決勝大会も優勝され、また返り咲いた形になりましたが、いかがでしたでしょうか。
ー 山下 茂 選手
本日は、皆様お疲れ様でした。素晴らしいグリーンでプレーさせて頂き、本当にありがとうございます。実は第2回に優勝させて頂きましたが、今回はトヨタ自動車様を始め、競合企業様が居る中で、Aチームにはクラチャンを取ったことのある経験者を揃えました。
4人全員でクラチャンで挑もうと、厳しい社内の予選会を通じてこの4人で出て参りました。昨年は4位でしたので、「今年は優勝を目指して頑張るぞ!」と年間10ラウンドの研修会を行いまして、本日に至りました。優勝できて最高に嬉しいと思いますので、第5回・6回と参加させて頂きまして、優勝を目指し、進めて参りたいと思います!ありがとうございました。

大変おめでとうございます。全員選手の皆様クラチャンという事で、ちょっとびっくりですが、
豊田自動織機さんに勝てるチームはいないのではないでしょうか。
ー 伊藤 道弘 選手
クラチャンクラチャンと言われますが、今日は全く活躍していないので、山下と桂川が活躍して2人で勝ったようなものです。しかしながら、トヨタ自動車様とはプライベートも含めまして、よく対抗戦などやらせて頂くのですが、今まで1度も勝ったことがないので、今日は勝てたことだけで、本当に嬉しくてしょうがないです。 ありがとうございました。

最後に今大会いかがでしたでしょうか?
ー 桂川 博行 選手
今、伊藤さんが言ったように、トヨタ自動車さんには、ずっと負け続けているので、いつか絶対に勝ちたいと思ってやっていたので、今日初めて勝てて本当に嬉しいです。 本当に今日はありがとうございました。

個人戦:優勝者

個人戦入賞者 ストローク
優勝 前田 正昭 選手(㈱ジェイテクト) 71
準優勝 山下 茂 選手(㈱豊田自動織機) 73
3位 桂川 博行 選手(㈱豊田自動織機) 73

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個人優勝:前田 正昭 選手(㈱ジェイテクト)

昨年の東海大会では、大会初の3連覇とならず惜しくも2位でした。
本日は、昨年の雪辱を果たしましたね。優勝おめでとうございます。
「ジェイテクトの前田が帰ってきた!」といいたいとこですが、本日は、スコアが思い出せないほど大変疲れました。何度も諦めそうになりましたが、ネバーギブアップの精神、気持ちでカバーしたゴルフでした。
今年の成績で2位が多く、今日も前半の出だしから2ホール目までは調子が悪かったです。しかし3番のチップインバーディから流れが変わり、どうにか持ちこたえることが出来ました。
今日のグリーンも13フィートというだけあって非常に速く、私もアマチュアの大会によく参加しますが、こんなに速いグリーンはないですね。あとコンパクションが20まで行けば、70台で回れる人は、そうそういないでしょう。通常では味わえないグリーンコンディションでゴルフができることも今大会の魅力のひとつだと思います。

今後についてはどのようにお考えでしょうか。
現在、練習を週2回していますが、もうちょっと増やしたいですね。飛距離も落ちてくるので、トレーニングをしてカバーしたいです。なかなか時間がないので、難しいですが、50代で割れた腹筋なんてなかなかいないですから、取り戻したいですね。まだまだ若い者には負けられません。

次回東海大会に向けての意気込みをお聞かせ下さい。
昨年3連覇を逃したので、まずは来年優勝をし、再度3連覇に挑戦したいです。
またチームとしても、シードに入れるよう、部下と練習に励みたいと思います。
最後にこのような競技を開催していただきました主催者、休日にも関わらずコースを開放してくださったメンバーの皆様、京和カントリー倶楽部関係スタッフの皆様、ご一緒いただいた企業の皆様、本当にありがとうございました。厚く感謝申し上げます。