「匠の心得」 〜 ゴルフに情熱を注ぐ、熱き男たちの物語
加藤大吾 選手(イビデン株式会社)
小学校5年生の時、父がドライバーを買ってきた事が一番最初のきっかけでした。父と一緒に練習場に通うようになり、中学に入った頃から一緒にショートコースを回ったりするようになりました。大学のゴルフ部に入った最初の夏の合宿で初めて100切りを達成し、そこからゴルフに真剣に取り組むようになりました。社会人になってからは競技に出ている先輩の影響でさらに技術を磨き、全国大会に出場できる権利を取得できました。
現在もゴルフに対する情熱は冷めることなく週1回のラウンド、ラウンドの前日は休みますがそれ以外の日で、週4・5回は練習場に通っています。毎回2階の打席から着弾地点をチェックしながら練習し、球数の大半はアプローチ練習を行います。
ラウンドの際一番大事なのはアプローチ、パターだと考えているので時間があればパターの練習をしています。「真っ直ぐなラインを真っ直ぐに打つ」簡単そうで難しく、ラウンド後の練習グリーンで2パットで10回連続入るまで帰れないぞ!と軽く自分にプレッシャーをかけゲーム感覚で練習したりもします。
ショットの練習も、とにかく真っ直ぐ打つことを練習します。調子の悪いクラブがあれば、そのクラブだけを納得いくまで徹底的に練習します。
この大会には何度も出場していますが、他にはないコースセッティング、少しも油断できないホールばかりということもあり、気合を入れて臨みます。試合のドキドキ感が心地よく、集中力を高めてくれるので良いプレーに繋がると思います。
今大会ではロングホールでバーディをとれるようにする組み立てとクラブ選択が大事だと考えています。その為にドライバーをある程度飛ばし、セカンドショットを出来るだけ短いクラブで打てるようにしたいと思います。固くて速い谷汲コースのグリーンは、なかなか攻めきれないことが多くチャンスを逃してしまう事を何度も経験していますので、今回は攻める姿勢で挑みたいです。
今大会ではチームの予選通過はもちろんですが、その先の決勝大会で上位に入ることを目標にしています。自分がチームに貢献できるよう70台前半でプレーする事を目指します。
私にとってゴルフは努力をして上を目指す事の楽しさを学んだものです。現在のハンディは自分の中では、まだそこまで達していないと思いますので、さらなる努力をしハンディに見合うプレーが出来るようになりたいです。長い目で見れば体のケア、将来の健康にもつながると思いますので、この先も納得のいくプレーができるよう努力を続けていきます。
ここまでの話でかなりストイックなプレーヤーだと思われるかもしれませんが、一番はいつも笑顔でプレーをする事です。他のプレーヤーへの気遣いも忘れずに、しかし他の人のプレーに影響されないメンタルも持ち合わせていたいです。
匠の心得 - 過去の掲載
- 2023年5月7日 UP
- 兼井 佑輔 選手
(三菱電機ビルソリューションズ株式会社)
- 2018年5月30日 UP
- 橋本 祐二 選手
(株式会社 橋本ターフ・コントロール)